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「DQNの川流れ」とは?絶対に忘れてはいけない玄倉川水難事故

2019年8月14日、大分県の玖珠町の大谷渓谷付近でレジャー中の子供を含む18名が増水からの救助を要請し高台に避難し孤立、1日経った15日午前7時頃に全員が救助されたとのニュースがありました。

全員が無事であることから大きな話題にはなっていませんが、このニュースを目にした多くの人が「不快」な記憶を思い出すとともに、鳥肌が立つ不気味さを感じたはずです。

今からちょうど20年前の8月14日、玄倉川(くろくらがわ)の水難事故で18名が中洲に孤立し、1歳児を含む13名の方々が亡くなっています。

玄倉川の水難事故については、この記事の最後にもリンクをしておきますが、当時の映像も残っていますし、当時と現在の状況をまとめた記事などもウェブ検索で多数ヒットしますのでより詳しく知ることができます。

当時の映像などは衝撃的なので閲覧には注意してください。

上で述べた「不快」「鳥肌が立つ不気味さ」の要因は、この玄倉川の水難事故が、ちょうど20年前の同日(8月14日)ということと、取り残された人数が「18名」ということの一致からです。(亡くなったのは13名)

なぜ「DQNの川流れ」と言われるのか?

1999年の玄倉川水難事故に関しては、事故発生前から事故発生後、更には10数年後になっても続く被害者及び生存者の数々の非常識な言動があります。

あまりにも酷い言動やその考え方から生存者であるリーダーであった男性や事故当時1歳であった娘などは実名から住所、会社名までネット上で特定され公開されています。

20年前の玄倉川水難事故は何の罪もない幼い子供達を含め13名も亡くなっている悲惨な事故であり、ただただご冥福をお祈りするべきところですが、現在になっても「DQNの~」と事故を揶揄するような言われ方をするのは下記の言動によるものです。

被害者及び生存者の言動

そもそも熱帯低気圧による河川増水の危険がある中で川の中州でキャンプを継続する非常識

事故発生前

  • ダム職員、警察からの増水の危険と避難するようにとの勧告・警告に対し、「早く失せろ、殴るぞ」「地元の人は臆病ね」「田舎者はプライバシーを侵すのが趣味」等々の暴言
  • 上記避難の勧告・警告は少なくとも3回行われているが18名は最後まで暴言を吐くのみであった。
  • 前夜のうちに自動車へ避難した3名(生存した娘も含む)の仲間が自力で渡渉できる最後の機会に中州から避難するよう説得したにも関わらず、18名はこれを無視

救助隊への言葉

救助され生存者であるリーダーの暴言、「おいこら、ヘリを呼べ」「もたもたすんな」「仕事なんだから早く助けろ」

救助直後のリーダーの言動

  • 自分の家族や仲間が亡くなっているにもかかわらず、「テントを回収したら返してほしい」と依頼
  • 地元の方の善意のおにぎりを「まずい」と言い投げ捨てる。
  • 記者会見に応じることもなく、謝罪の言葉や救助隊等に対する感謝の言葉もないまま現在に至っている。

事故当時1歳であった娘のSNS

自分が生存者であることを自慢するような書き込みがあったため炎上し、閉鎖されている。

DQNという言葉の由来

DQN(ドキュン)とは、「目撃!ドキュン」というテレビ番組名から由来しています。この番組は、人探しなどがテーマの番組で、人探しなどを依頼した応募者の人生を振り返りながら番組を進めていくものでした。

この応募者の振り返った人生が、高校生で出産していたり、低学歴の不良で過去に起こした過ちで苦労した人生を送っていたりという一般的ではないものであったため、視聴者はこの番組に出そうな人たちを「ドキュン」と呼ぶようになりました。

見た目がDQNという使い方もありますが、相手を侮蔑する言葉であるので安易に使うと予期せぬ誤解を招くかもしれません。

DQNとは、

  • 知識がなく、常識では考えられないような行動をする人
  • 軽率な行動で他人に迷惑を掛ける人
  • 反社会的な人
  • 教養がなく品位がない人

文字にすると以上のようなことがDQNの意味ですが、1999年の玄倉川水難事故の映像などを見ていただくとよく理解できることと思います。

非常識な行動は繰り返されるのか?

人の記憶とTPO教訓

今回の大分での18名孤立のニュースは玄倉川水難事故のTPO教訓が忘れ去られたような事案でした。

どうやら4WDのオフロード車で渓谷を疾走するような場所であり、玄倉川とはシチュエーションが違っていたのかもしれませんが、原則的なTPOが認識されていないことは明白です。

「大雨で増水の危険がある河川で遊ばない。」…簡単なTPOです。幼稚園で習います。

台風が接近している最中に、子供の命を守るべき大人が何をやっているのでしょうか?

しかし20年前といえば、もうひと昔ふた昔のことなのでしょう。玄倉川の悲惨な事故を知らない、忘れたという方も多くなってくるのでしょう。

私がこうして記事にしているのもこのような出来事を記憶から風化させない、知らない人には知ってもらいたいという思いから書いています。

モラルや危機管理意識の個人差

モラルや危機管理意識には個人差があります。線をどこに引くのか?言い方を変えればこれが常識という事にもなります。

「自分は大丈夫」「何かあっても何とかなるし、そもそも何もないだろう」という考えを排するのは、河川でのキャンプやバーベキューに関してはTPOとしての線引きが常識化していると言えますが、その他の事ではどうでしょう。

では我々は車に乗ったら後席でも必ずシートベルトはするでしょうか?子供は必ずチャイルドシートに座らせているでしょうか?

大地震や津波に備えたあらゆるTPOを家族を含めて実践しているでしょうか?

釣り場では必ずライフジャケットを装着しているでしょうか?

大分での孤立ニュースをただ単に批判するのは「他人事」としてしか見ていない気がします。我々自身も今一度、危機管理の線をどこに引いているのかよく見直したいものです。

まとめ

「DQNの川流れ」は侮蔑語です。記事中には書いていませんが、「河童の川流れ」から引用している事からも強烈なスラングです。

そしてその背景には壮絶な事故であったにも関わらず揶揄されるのは、非常識かつ最悪の人間性を露呈した被害者の方々の言動が全てであり、このような言動を取る人々はDQNと言われます。

現在、試乗車でのあおり運転と暴力のニュースも注目を集めています。DQNですね。

玄倉川の水難事故は、事故を知った者にとっては強烈なインパクトをもってその教訓の風化をこれからも防いでくれるでしょう。

改めて、亡くなった13名の方々へのご冥福をお祈りいたします。

玄倉川水難事故に関するリンク

https://newsmatomedia.com/kurokuragawa#DQN-3

https://youtu.be/t2EJnHHE4xc

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