新型コロナウィルスは流行するのか!今更聞けない武漢ってどこ?なぜ市場が警戒されるのか?人から人への感染は?

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【この記事は、2020年1月25日に投稿後、追加修正記事を翌26日に2回投稿しています。】

毎日、中国で発生した新型コロナウィルスの事で騒がれていますが、前回話題になったのはいつ頃だったでしょうか?確か、アフリカの方で流行してパンデミックになっていたような?

そもそもコロナウィルスって何のことで、今回、感染者が大量発生している中国では何が起こっているのでしょうか?

日本ではインフルエンザシーズンで、感染予防に気を使っていいる今、新型コロナウィルスは新たな脅威になるのでしょうか?

調べても専門家や政府機関が大して参考になることは言っていないので、自分なりの視点で調べて基本的な事をまとめてみました。

目次

新型コロナウィルスとは

新型コロナウィルスと聞いて思い出すのが、SARS(重症急性呼吸器症候群)ではないでしょうか。SARSは2003年に中国南部の広東省を起源にパンデミックを起こしています。

主な感染地域がベトナムなどの第3国に拡大して被害が大きくなったため、起源がどこか記憶が薄れてしまいましたが、今回と同じ中国だったんですね。それはさておきそもそもコロナウィルスとは何なのでしょうか?

コロナウィルスとは、もともとある宿主に感染して普通の風邪のような症状を発症させるウィルスです。

もとの宿主である動物に収まっているうちは大して重症にはなりませんが、もとの宿主から飛び出して異なる種類の動物に感染した時には、恐ろしく重度の症状を引き起こします。

人間にも風のウィルスとして4種類ほどのコロナウィルスがあるそうですが、感染しても風邪の症状で片付けられてしまう程度のものです。

先に記述した、SARSについては、もともとの宿主はコウモリであることが解明されています。SARSと同じく脅威となったMERS(中東呼吸器症候群)のコロナウィルスはヒトコブラクダがもとの宿主です。

本来は、元の宿主から他の動物に感染することはないのですが、ウィルスの性質の変化により、人を含む他の動物へ感染するようになったものが新型コロナウィルスと呼ばれています。

今回の新型コロナウィルスについては、動物から人への感染があるのか、または他の感染ルートがあるのかを含めて、様々な機関が現在調査していることになります。また人から人への感染があるのかを断定することも急ピッチで調査されています。

武漢市ってどこ?

武漢市は中国湖北省の東部に位置し、北京の南約1000kmの距離にあります。日本語読みで「ぶかん(市)」、中国語読みでは「ウーハン」と読みます。日本からは、沖縄本土からは北京と同じく約1000km強、九州からは1500kmほど離れています。

というか、距離的には中国本土の北京と大差なく、中国本土内でも武漢市と距離がある地域などより日本の方がよほど近距離であることには少し警戒感を持った方が良いかもしれません。

武漢市の人口は、約1089万人ということですから、市でありながら日本人の感覚とはスケールが違うことにあらためて驚きますね。日本では東京都で約927万人、市として人口が最も多い横浜市で約372万人です。

なぜ市場が警戒されるのか?

なぜ市場が警戒されるのか、感染者が多く存在するのかということは、普通に考えれば「人混み」ということになります。しかし、感染者に「市場に立ち寄ったか」ということが必ず確認され、報道されるのには先の項で説明したことが大きく関連します。

  • コロナウィルスのもともとの宿主となる動物は調査中
  • 人から人への感染は確認されていない。

この2つの事が調査の主要事項であることからという理由で、市場への立ち寄りが必ず確認され、報道されています。人混みで伝染しやすいという事ではなく、新型コロナウィルスの調査を重視しているという事なんですね。

ちょっと待て…元の宿主がコウモリやラクダで何故市場???と疑問に思いませんか?

中国の南の地方の方は、動物であれば日本人との習慣とは違うような動物でも料理の材料にしてしまいます。あまり考えたくありませんが、犬の専門料理店なども多く存在します。

つまり、市場に持ち込まれた何かの動物が感染源であると考えられているのです。SARSの際にはハクビシンなどが一時感染源として疑われましたが、中国のその地方では、ハクビシンも食するようです。

ちなみに中国の方や欧米の方は、日本人が好きなタコやイカの踊り食いをみると失神しそうなくらいびっくりしますので、あくまで食文化の違いと思って下さい。

人から人への感染は?

人から人への感染は不明です。とは言え、現状の報道から判断すると「感染してるでしょう?」と言いたくなりますよね。

空気感染はないにしても、飛沫感染くらいはしているように思ってしまします。【※公表されている事実とは異なる記述ですので鵜呑みにしないで下さい。】

真面目に記述すると、「現在調査中」の一言になります。

まとめ

新型コロナウィルスは、新型SARSとなるかもしれません。侮ってはいけませんが過剰に恐れる必要もないのではと思います。

ただ毎年のインフルエンザでも、体力や抵抗力の少ないお年寄りや子供にとっては大きな脅威であることに間違いはありません。

予防用のマスクも進化し、装着も定着していますが、自分が感染するリスクのためよりも、今は少しでも調子がおかしいなと思ったら、飛沫を防止するための手段としてマスクをするのがウィルスの感染拡大防止になることを考えましょう。

うがいと手洗い。これが現在唯一、私たちが出来る有効な感染予防であり、マスクを装着することが、ウィルスの感染拡大防止になります。

新型コロナウィルスを正しく理解し、情報収集し、みんなで感染の拡大を阻止しましょう!

1月26日追加更新記事

本記事を投稿してから、各種の状況が急進展している事を確認し、上記までの記事内容と今の自分の持っている感触が大きく変化したので早速ではありますが記事を更新する事にしました。

この記事を投稿した時に把握していた情報は、

  • 中国での感染者380名(に増加)
  • 感染による死者17名
  • 記事投稿日1000、武漢駅閉鎖
  • 同日、武漢市の他にも閉鎖される都市がある。
  • 全日空が武漢往復便の運航停止
  • WHOは「緊急事態宣言」を見合わせ。

というくらいのものでした。特に最後のWHOの発表から多くの方々が思っているように、「WHOは中国の忖度により機能していない。」としか考えられず、武漢市の閉鎖などの措置は中国政府がWHOに対して見せたアクションに過ぎないだろうという考えでした。

現在の私は、この記事の第1稿を投稿した時よりもかなり危機感を覚えています。杞憂に終わればいいですし、数は少なくともこの記事を読んでくださる方々に余計な心配をさせてしまったで終わればいいとも思っています。

新たに確認した主な情報は、

  • 中国での感染者680名(1日前確認の倍)
  • 死者57名(1日前確認の約3倍)
  • 中国政府が新型肺炎用に1000床収容の専門病院を10日間で完成
  • 米英露はじめ、各国政府による武漢市からの退避計画が具体的に進行
    日本政府は、まだ何の措置も公表していない。
  • 中国政府、武漢市からの団体旅行出国を停止
記事修正

追加修正記事投稿10分後、日本政府は武漢市滞在の日本人希望者全員を武漢市からチャーター機などで帰国させると発表しました。上記4つ目の項目を修正します。

というものです。この急進展を見て考えを改めた主な理由は、

  • 中国政府の発表が遅いまたは意図的に数を少なく公表している?
    中国政府は共産党一党政権ですので、当然の範疇でもありますが、それにしても楽観的に捉えすぎていたかも。
  • 日本の報道が、日本政府に忖度しているのか、中国政府に忖度しているのか、結論役に立っていない?
    これも今に始まったことではありませんが…。

という事もありますが何よりも、もう一度経過を見直してみると、当時の公表時、感染者380名、死者17名という段階で、東京都とほぼ同じ人口数である武漢市を閉鎖するというのはあり得ない。

いくらWHOへの見せ拳(国際社会へのアクション)であったとしても、たったこれだけの感染者数と死亡者数で、東京都を閉鎖するのか?…という事です。日本人の感覚ではあり得ないです。

これが中国政府の一党独裁政権の「強み」を活かしたパンデミック防止のための強硬策であれば、今、私が感じ、この記事を更新修正している事が杞憂で終わる事になりますが、はっきり言ってパンデミックは始まっていると考えざるを得ません

ここで、この記事を書きながらTwitterを見てみると、百田尚樹氏も私以上に相当の危機感で同様の事をツイートされています。やっぱり私が記事を更新しようと感じた危機感は間違いではなかったと変にほっとしています。

更に、日本で3人目の感染例が確認されたにも関わらず、熱が37度程度、咳の症状も軽いという理由で入院隔離せずに解放したという事がTwitterで拡散されています。

これが真実かデマか確認できていませんが、もし真実なら日本の危機感のなさは、政府とマスメディアの責任です。これからの新型コロナウィルスに関する情報に注意し、自分で分析し、自分や家族が最悪の事態にならないよう、取れる拡散防止措置を全力で行いましょう。

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