いろいろな釣り

近所の川で怪魚釣り!?オモチャのような可愛いルアーで獰猛なナマズを釣る! 

家の近くの普段気にも留めていない川や池で、海でのシーバス(スズキ)クラスの強い引きが楽しめる豪快な釣りが出来ることをご存知でしょうか?

ナマズは水深30cmもあれば普通に生息しており、「まさかこんな川に居るなんて!?」と思うような小さな川でも釣ることができます。

私は近所の川でこの釣りをしていたら、犬の散歩をしていたオジさんに「こんな所でこんな釣りが出来るの!?いいもの見せてもらったわ~!」と声を掛けられました。

その川もどちらかというと”大きめな用水路”みたいな川でしたが、狭い川にナマズは沢山いました。ここ2~3年で水草が生い茂ってしまって釣りが出来ない状況になってしまったのが残念ですが、少し下流に下れば相変わらず魚影は濃いままです。

何年か前にこの釣りを流行らせようと釣りメーカーさんや釣りメディアさんが頑張っていましたが余り流行りませんでしたね(笑)。理由はたぶん、手軽にやれることが逆に仇になったと思います。

どのくらい手軽に出来るのかというと、仕事が早目に終わったあとのシャワー前とか、夕食後に子供さんと散歩がてらにといった感覚でやれてしまう釣りです。

古い世代の方のナマズ釣りというと、カエルとかミミズを使った餌釣りだと思います。この記事では”ちょっとふざけたようなルアー”を使った普通の釣りとは一味違う、面白いルアー釣りを紹介します。

ナマズのルアー釣り、場所とシーズン

ナマズは上記で述べた通り、ほぼどこの川や池にもいます。しかしどこでもこの釣りができるかというと、それはありません。

ナマズは川底や沼底の泥や水草周辺に身を隠しています。そしてナマズのルアー釣りは竿を振ってルアーを投げ、そのルアーをゆっくりとリールを巻いて引くことが必要です。

ナマズが活発にルアーを追ってくるほど活動するのは、暖かい季節である春から夏(3月頃から9月頃)の季節になります。この季節の近所の川を思い出してイメージして下さい。

背丈の高い水草が生い茂っていませんか?
水中から水面にまで繁茂した水草が揺らいでいませんか?

そのような場所ではルアーを投げたりルアーを引いてくることは出来ません。また狭小な川などもナマズの絶好の生息域ですが、周囲に木があったり、民家があったりしませんか?

そのような場所でもルアーを投げられません。水草、木、民家その他の障害物を見極めて釣り場所を選ぶ必要があります。

というよりも、障害物を避けてルアーを投げられるようであればやってみるべきですが、通行人や個人の所有物等に危険が及ばないように注意しなければいけません。

木や水草の影響がなく開けた場所であれば絶好のナマズ釣りポイントです。これは用水路に近いような規模の川でも同じです。色んな方向やナマズが潜んでいそうな障害物の際にルアーを投げ落とすように挑戦してみて下さい。

またナマズは夜行性です。日中でも釣れることは釣れますが、やはりルアーを果敢に追ってくるのは日没後の夜間になります。日中は反応しても一撃くらいで戻っていってしまうことが多いので、よほどタイミングよくルアーにアタックしてこない限りは釣れないでょう。

なぜタイミングよくルアーにアタックしてこないと釣れないかという事は、次の項目で説明します。

その前に釣り場所のことでもう一つ補足しておきます。ナマズ釣りは夏の季節です。夏といえば「台風」の影響がありますね。川の増水時に無理に釣行するのは絶対にやめましょう。

危険なだけでなく、ナマズも水の勢いに流されてしまい、それまで釣れていた場所が全く釣れなくなるという環境変化にもなることが多いので、増水が完全に落ち着いてから新たにポイントを探し直すような釣りになることも覚えておいて下さい。

このナマズ釣りの面白さはルアーにあり

このナマズ釣りの面白さは、ナマズがルアーに掛かった時の強烈な引きもありますが、それよりもこの釣りに使うルアーのユニークさにあると言っても過言ではありません。

そのユニークなルアーの事を紹介する前に、「何故このようなユニークなルアーが使えるのか?」を知ってもらうためにも、ナマズの生態や特性を先に説明しておきます。

釣りの対象としてのナマズの特性

夜行性で有ることは既に説明しました。夜行性である生物の特徴は「夜間視力が発達」しているか逆に「視力が退化して他の機能が発達」していることが一般的です。

ナマズは後者になります。すなわち目はほとんど見えていないと言われています。その代わりに触覚のようなヒゲが発達・・・と言いたいところですが、実はヒゲの用途は獲物の察知のためにはほとんど機能していないようです。

ではどのようにして獲物を察知しているのか、特にこのルアー釣りの対象とした水面にいる獲物をどうやって察知しているのかというと、「水面にできる波紋」を魚体にある器官で察知しているそうです。(地震に関係するイメージもこれからかも?)

その結果、ナマズは捕食がヘタなんです。ヒゲは、ほぼ目の前まで接近した獲物を察知することはできますが、それ以外はほとんど機能しません。距離があると「波紋」を頼りに追っては来ますが、泳ぐのが下手な事もあって、なかなか口に入れられないのです。

私は一度、小さな橋の下にルアーを落として狙った事がありました。橋の上から橋の下に振り込み落とすような感じで。

すると「バコッ!!」という音と同時にナマズがルアーをひと飲みにしていました。これはどういうことかというと、私がルアーを落とした真下にナマズが居たという事と、ナマズは波紋の中心に向かって来るという事です。

【左図】上からの落下物による波紋に向かってくるイメージ 【右図】泳ぐものの波紋に向かってくるイメージ

夏の夜に川沿いを散歩していたり、ホタルを見に行ったりすると時々このような「バコッ!」とう音が聞こえてくるのは、ナマズがカエルや虫などが水面に落ちた瞬間に捕食した時の音です。

波紋の中心に向かってくるというのは当時も知識としては持っていましたが改めて実感したことを覚えています。

このナマズ釣りでは、水面に浮くルアーであり大きな波紋をわざと作る構造のルアーでナマズを誘います。想像して下さい、水面に出来る波紋の形を。

ルアーの後に扇形の波紋が広がります。扇形の頂点にはルアーがあり、そのルアーを目掛けてナマズが必死に追って来ます。「ジュボッ!バシャッ!・・ジュボッ!バシャ!」というルアーへの果敢なアタックが空振りになっている音を立てながら(笑)

「頑張れ~!」と応援しながらルアーを引き、ナマズが捕食に成功すると釣れるという事です。

使用するルアー

このナマズ釣りに使用するルアーは数年前から専用のルアーが増えてきましたが、以前はブラックバス用のルアーを流用していました。

ナマズ釣り用ルアーに必要な条件

ルアーには水に浮かぶものや沈むものなどの色々な種類がありますが、ナマズ釣りでは次の条件を備えたルアーを使います。

  • 水に浮くもの。
  • 波紋や音を大きく立てるもの。

この条件を備えたもので代表的なものや応用できるものを以下に紹介します。

ジッター・バグ

ジッター・バグはナマズがルアーで釣れることを世間に知らしめた最も定番のルアーで、元はアーボガストというメーカーのバス釣り用ルアーです。ヘタなナマズ専用ルアーより釣れるし、何よりも「やっていて面白い」ルアーで、私も一番好きなルアーになります。

ジッター・バグ 色やサイズも数種類ある。

ネズミのような胴体の顎にあたる位置に大きな受け皿のようなものが付いており、水面でルアーを引いてくると「パコパコパコパコ・・・」という音と大きな波紋を立てて、ナマズに「餌がここに泳いでいますよ~」とアピールします。

このコミカルなルアーでの釣りが魅力であり、また、ナマズの反応も間違いなく良いルアーです。

上の写真のジッター・バグは黒色ですが、ナマズは目をほとんど使っていないため、派手なカラーやユニークな模様が施されたものもあり、オモチャのように見えます。

白色のジッター・バグで釣れたナマズ

以下に更にいくつかのルアーを紹介しますが、どれもオモチャのような演出をしており、ナマズというグロテスクな部類に入る魚を釣ることとのミスマッチが面白いところです。

ナマジー

数年前にナマズのルアー釣りが少し流行った時に発売された専用ルアーです。スミスというバス釣りメーカーの製品で、このナマジーの他にも数種類の派生品を開発しています。

先に紹介したジッター・バグは元々アーボガストというメーカーの製品ですが、現在ではこのジッター・バグをナマズ専用に改良したものもスミスから発売しています。

ナマズ専用ルアー「ナマジー」一番後ろに付いていた針は取り外しています。

ナマジーは、ナマズをモチーフとしてデザインされており、胴体が2つに分割され、三股の針が3つ付くようになっています。私は一番後ろの針がよく水草に引っかかって嫌だったので外して使用していました。

胴体部分を2つに分けることにより、

  • 水中で「ウォブリング」という揺れる動きをしやすい
  • 2つのパーツが接触する際に「カタカタ」いう音を出す

この2つの相乗効果によって、効果的にナマズに「餌はここだよ~」とアピールする特徴を持っています。

”ウォブリング・アクション”

ルアーが「揺れる」動きをすること。この動きにより目が良い魚には弱った魚を演出し、ナマズのような目の弱い魚には水中に伝わる波紋を発生し、効果的にナマズをルアーに誘導する。釣竿を持つ手には激しく振動しているような感覚で伝わってくる。

ナマジーは、三股の針が3つ付いていることから捕食が下手なナマズでも針に掛かる機会を逃さないように設計されているものと思いますが、私はあまり好きではありませんでした。

最初に紹介したジッター・バグの方が「パコパコパコ」というコミカルな音と、手に伝わってくるルアーが泳いでいる感触が断然面白いからというのがその理由です。

ただナマズ釣り専用ということであり、後で説明する調整や修正をしなくても良いルアーではあります。

キャタピー

キャタピーもナマジーと同じ、スミスというメーカーの製品で、ナマズ釣り専用ルアーです。

キャタピー ジッター・バグのように受け皿のようなものが頭に付いている。

ルアーとしての特徴は、上の方で紹介しているジッター・バグと同じで、「パコパコ」音と大きな波紋を立てることでナマズにアピールします。

スミス製品の特徴は先に紹介しているナマジーもそうですが、ボディに蛍光塗料が使われていたり、ケミライトを装着できるようになっていて、夜間でも使う人間にアピールできるように工夫されています。

ポッパー

ポッパーとは、

  • ルアーの先端部分が水を受け止めるような形状をしており、
  • 竿で動きを付けながら水面を引いてくると「ポコ」という音を出して波紋を立てる

といった特徴を持つルアーです。一言で言うと、「ポコ」という音を出して波紋を立てるルアーですね。

ポッパー(メガバスというメーカーのPOP-MAXという製品)

あまりナマズ釣りに使用するというのは聞きませんが、私が実験的に使って釣れたので紹介しています。ナマズ釣りに応用できる原理は上述した「波紋の中心に向かってくる」というナマズの特性のとおりで、上の方に写真付きで黒色の物を紹介したジッターバグで釣れる原理と同じです。

ジッターバグと比較して異なるところは、

  • ジッターバグは、リールを巻いてルアーを引くだけで自動的に音と波紋を出すが、ポッパーは竿で動きを付けて音と波紋を出す。
  • ジッターバグに比べて音と波紋は小さい。

逆に言うとジッターバグは、ポッパーのナマズを誘う効果を大げさかつ自動化したようなルアーですね。

ポッパーは、これまで紹介してきたナマズ専用ルアーなどと比べてコンパクトな形状をしています。このことから竿を振ってルアーを投げる時に、ルアーを落としたい場所に正確に落としやすいという利点があります。

また、ナマズは何度も同じルアーで釣りをしているとそのルアーに慣れてしまって反応しなくなるので、その為の対応手段として用意しておくと良いでしょう。

スウィッシャー

これもナマズ釣りでは通常は使用しませんが、私が実験的に使用した際は一応、ナマズが反応して追ってきたので参考までに紹介しておきます。

上はポッパー、下がスウィッシャー

スウィッシャーは胴体後ろ部分にプロペラが付いており、水中でクルクルと回ることで「シャーー」というような音と水流のような波紋を出すことでアピールするルアーです。ナマズも一応反応して追っては来ましたが、形状的に捕食し難いようで釣れることはありませんでした。

しかしナマズ釣りでは、何度も同じルアーで釣りをしているとナマズが慣れてしまってルアーに反応しなくなるので、その時の対応手段として用意しておいても良いかもしれません。

その他のルアー

その他、下の写真のようなユニークなルアーもあります。缶飲料の「午後の紅茶」や「コーラ」などのデザインを施したルアーで……名前は忘れました(笑)

缶ジュースの「午後の紅茶」のデザインをしたルアー

胴体部分もアルミ缶と同じような質感で作られており、後ろには金属のヒラヒラが付いています。この金属のヒラヒラと2つのフックが胴体に当たり「ガチャガチャ」とうるさい音を立ててアピールするルアーです。

私も使いましたが、ジッター・バグで散々釣った後にこのルアーを使ったのでナマズの反応はありませんでした。面白いルアーなので釣ることに関係なく紹介だけしてみました(笑)

私が紹介するルアーはこれくらいにしておきます。恐らく他のサイトではもっと色々なルアーを紹介していると思いますので探して見て頂ければ、もっと面白いルアーや派手なルアーを見ることができると思います。

ただし、釣れるルアーなのか大した実績がないルアーなのかまで言い切って紹介しているのは私くらいなのかと思います(笑)

”番外編ルアー”

ナマジングらしさがなくなるので、正式には紹介したくないという個人的な考えから「番外編」として紹介します。紹介するルアーの画像等も他サイトで検索して下さい。

はっきり言って釣れます。

トップウォーターミノーという種類のルアーでimaというメーカーのsauke140というシーバス用ルアーがあります。ルアーの頭部分にリップというベロのようなものがない、リップレスミノーになりますが、このルアーの動きは前述したウォブリングです。

私も実際に使い、ナマズ専用ルアー以上に釣れた経験があります。

しかしルアーの単価が高い(当時3000円ほど)ですが、ナマズ釣りでは障害物との接触やナマズに「ガブッ」とやられることにより直ぐにボロボロになりシーバス釣りには使えなくなってしまいます。

ナマズ釣りで使用する場合は、3つある針のうち、一番後ろの針だけ残して前の2つを外すとナマズが針に掛かる確率が上がります。

ルアーの調整・修正について

ルアーの調整・修正の目的は2つです。

  • 捕食が下手なナマズが針に掛かりやすくする。
  • ナマズに与えるダメージを最小限にする。

この2つの目的のための針に関する処置を紹介します。なお調整・修正には環境に合わせるためのものや、動きによる誘いの効果を大きくしたり変化させるための色々な調整や部品の交換などがありますが、ここでは最小限やっておくべき事項のみ紹介します。

針の交換

上の方で紹介したナマズ専用ルアーのナマジーやキャタピーなどは問題ありませんが、一番最初に紹介したジッター・バグなどの元々はブラックバス用であるルアーには、針の軸はやや短いものが標準で付いています。

ナマズは捕食が下手なので、針に掛かる確率が上がるようにこの針自体を交換する必要があります。この三股の針はどこの釣具屋でも売っているので容易に購入できます。

軸の部分が長いものに交換するのですが、ルアーのパッケージに針サイズが書いてあるので、数字が1~2サイズほど長いものに交換しましょう。あまりにも長いものに交換すると重さが変わってルアーのバランスが崩れてしまいますので注意が必要です。

針の返しをなくす

針には、掛かった魚から針が外れにくくするために「返し」が付いていますが、この「返し」が付いておらず、刺さった針がスムーズに抜けるようになっているものが、「バープレスフック」というものです。

ちょっと余談ですが、ナマズは食べるとウナギと同じだと職場の大先輩に聞いたことがあります。

その方はカエルの「ポカン釣り(生きたカエルを餌として泳がせて釣る釣り方)」でナマズを釣り、1週間くらい水道水で泳がせて泥抜き(アサリの砂抜きのようなこと)をして食べているそうです。(現在進行系)

そのようなワイルドな生活をしている方以外は、ナマズは釣ることだけを楽しむゲームフィッシュとして、釣った後は川に返すのが通常です。

釣ったナマズはなるべく元気に川に戻してあげなければいけません。そのための処置の一つとして針の「返し」をなくすということがあります。

ナマズ専用のルアーなどは最初からこの「返し」がない針が付いていますが、元々がバス用ルアーであるジッター・バグなどは「返し」のあるフックが付いています。

先に述べた軸の長めのフックに交換する時に最初から返しがない針に交換するか、返しが付いている針の場合はヤスリで返しを削ったり、ペンチで潰しておきましょう。

この返しがない針は、ナマズが針から外れやすくする目的もありますが、刺さりやすくなる効果もあります。ナマズの口は非常に硬いので針の返しをなくすのは必須とも言えます。

ナマズのルアー釣りに使用する道具

ルアーの他に必要な道具について簡単に説明します。

ナマズ釣り用の道具はバス釣り用の道具と共通するものが多いので、ちょっと気を抜くと専門用語だらけになってしまい、少々釣りを知っている人でも理解が難しくなってしまいます。

私の記事ではあくまで簡単に説明していますので、興味が湧いたら他のサイトや書籍などでもっと詳しく情報収集して頂くことをお勧めします。

釣竿

専用の竿を用意するのが一番ですが代用もできます。代用品で一番いいのはヘビーアクション(下記”メモ”参照)の大物狙いのバス釣り用の竿でしょう。

”ヘビーアクション”とは

竿にはその用途によって、”柔らかさ具合”や”しなり具合”などに違いがあります。いわゆる「竿調子」というものです。

微妙な調子を表現するために色々な言葉がありますが、簡単に区分すると

  • 硬い(ヘビーアクション)
  • 普通(ミディアムアクション)
  • 柔らかい(ライトアクション)

という区分で表されています。

最近では硬めのエギングロッド(下記”メモ”参照)でもいいかもしれませんが、掛かったナマズを川から抜き上げるのであればエギングロッドでも無理でしょう。

ナマズを川から抜き上げるのは魚体へのダメージが多いし、人にとっても危険な状況になることが多くあります。できる限り足場が低く、ナマズを引いて来た時に草地などに引き上げることができるような場所を選ぶか、ラバー製の網で掬うようにしましょう。

私はシーバスロッドで代用しましたが、2本折ってしまいました。(そのうちの1回は踏んづけたんですけどね(笑))1本はナマズのパワーに負けて「ボキッ」とやってしまっています。(実はそれを最後にナマズ釣りはやっていません。)

比較的軽いルアーを竿で投げる必要があるのに、ナマズのパワーと重量には耐えられる竿であること。私も専用品は使っていないので詳しいことは紹介出来ません。よく他の情報元で調べるか、お店の人に相談してみるか、専用品を入手するかが必要でしょう。

また竿は、使用するリールによってタイプが違うので間違えて購入しないように気を付ける必要があります。詳しくは下の”リール”の項目で説明します。


リール

ナマジングで使用するリールには「スピニングリール」と「ベイトリール」という2種類のリールがあります。ちなみに私はスピニングリールも1つ、ナマジングで壊しています。

スピニングリール

スピニングリールとは糸を横から巻くタイプのリールで、よく見るタイプのリールになります。

リールを回すハンドルの力を方向変換するギアや、糸を巻くスプールというドラムに均等に糸を巻くための機構などの必要性から、後述するベイトリールに比べるとやや複雑な構造となっています。

スピニングリール 写真は小型のリールでナマジングには非対応(参考写真)

スピニングリールは扱いやすいのですが、構造上ベイトリールに比べると強度が劣るのが事実です。私はナマズが掛かってリールを巻いている時に、リール内部のギヤがおかしくなってしまいました。

壊れても許せる中型リールがあれば使用しても良いかもしれませんが、安いリールだと数回釣り上げると壊れると思います。少々高いリールでも耐えられるかどうかなので、ベイトリールが扱えるようであればベイトリールのほうが良いでしょう。

ベイトリール

ベイトリールは、糸を縦に巻き、竿の方向に自然に糸が出るタイプで、スピニングリールに比べて簡単なギヤ構造になっているためナマズのパワーに負けて壊れるような事はまずありません

ベイトリール 写真はジギング用のものでナマジングには不向き(参考写真)

リールの糸を巻く力が強いので、パワーがある魚種に対応できる一方で、スピニングリールに慣れた人にはやや扱い難いリールです。

扱いにくいとはどういうことかというと、特にルアーを投げる時に「バックラッシュ」というトラブルを起こしがちになります。「バックラッシュ」とはリールの箇所や竿の周辺で釣り糸が一瞬でぐちゃぐちゃに絡まってしまうことです。

このトラブルが起こると絡まった糸を解くのが面倒くさいし、釣り糸の絡まった箇所は捨てる事になってもったいなしで泣きたくなります。ナマズ釣りは夜にやる事が基本なので、暗くて見えづらいのもあって最悪です。

子供の頃からバス釣りなどをやっていて縦巻きのベイトリールに慣れている方は横巻きのスピニングリールよりも使いやすいという方もおられますが、私のようにほぼスピニングリールしか使ったことがない方は、

  • ちょっと頑張って値段が高く頑丈なスピニングリールを購入するか、
  • 安いリールを使って壊す覚悟でだましだまし使う

のが得策かもしれません。

リールに巻く釣り糸

ナマズ釣りに使う釣糸は、あまり釣りに詳しくない初心者はちょっと太めの強いものを使いましょう。草木や水草、障害物などと擦れる事も多い釣りなので太ければ太いほど良いです。

リールの糸を巻くドラムには、巻ける糸の「号数と長さ(m)」や「強度」の最小値から最大値が書いてありますので、その「号数」が最大の太さの糸を巻いても良いでしょう。(「号数が大きい=太い」ので巻ける長さは短くなります。)

PEという素材のラインであれば、1~1.2号という太さのラインで十分かもしれませんが、ショックリーダー(下記”メモ”参照)を結ぶ必要が生じること及びPEは擦れに極めて弱い糸なので、やや上級者向きです。

”ショックリーダー”

PEラインは糸自体にほとんど「伸び」がないため、魚への衝撃(ショック)を和らげる目的で「伸び」のある素材の糸を1m程度繋ぐ。

繋ぐ箇所は、リールに巻いてあるPEラインとルアーとの間であり、ルアーと結ばれるのはショックリーダーということになる。

ショックリーダーとして用いられる糸の材質は、ナイロン製やフロロカーボン製が主流である。

PEラインをショックリーダーと結ぶためには、専門の結び方(ノット)を勉強して習熟する必要がある。代表的な結び方は”FGノット”など。

釣りをやっている間にも、何かトラブルがあればショックリーダーを結び直したりする事があります。

初心者の方が夜間、ヘッドライトを頼りにショックリーダーを結び直したりするのは非常にハードルが高いと思いますので、ショックリーダーが不必要な糸を使う事をお勧めします。

中でもフロロカーボンという素材の糸は障害物等との「擦れ」に強く、ほど良く「伸び」があるためお勧めです。個人的な意見ですが、ナイロン素材はちょっと「伸び」がありすぎるため、パワーがあって直ぐに潜ってしまうナマズには対応が遅れるため不向きに感じます。

その他必要なもの

ナマズ釣りをするための竿やリール以外に用意しておくべき道具を紹介します。

フィッシュクリップ(フィッシュグリップ)

フィッシュクリップは下の写真のように魚の口を挟んで保持するツールです。

フィッシュグリップを使ってナマズを保持している状態

サイトによってはフィッシュグリップと紹介していますが、フィッシュグリップは製品名です。ただその製品の定着から小型のものをフィッシュクリップ、比較的大きめのものをフィッシュグリップと呼ぶようになっています。

上の写真は「フィッシュグリップ」です。ナマズの魚体は非常にデリケートで、人が素手で触れると体温で火傷してしまいます。

ナマズの口に親指を入れて保持しても良いのですが、ナマズは激しく暴れるので素手で触るのは危険ですし、やはり直接人間の手を使うより、なるべく間接的に保持する方がナマズのためでもあります。

針を口から外す時から写真を撮る時、川へ返すまで終始フィッシュクリップを使用し、努めて短時間で川へ返してあげましょう。


針外し用のペンチ等

魚体から針を外しやすくするために「針の返しをなくす」ことを前述しました。この理由とほぼ同じですが、特にナマズに刺さっている針を直接手で外すのは怪我の元です。先端が長めのラジオペンチなどを使用して外すようにしましょう。

ヘッドライト

暗闇で両手を開放して様々な作業を行うにはヘッドライトが必須です。必ず用意しておきましょう。

虫除け剤

春から夏の川なんて人間は蚊の餌ですよね(笑)
「虫除け(蚊除け)スプレー等は、必ず用意しましょう。

軍手

針の返しをなくすことと併せ、魚体と自分の手を保護するのには軍手を用意しておくのが良いです。できれば軍手を水に浸して人の体温が魚体に伝わらないようにしてあげるのがベストです。


まとめ

ナマズのルアー釣りがどんな釣りなのかを紹介しました。特に使用するルアーの説明から、ナマズ釣りは水面を対象としたブラックバス釣りの応用でやっていることが理解できると思います。

しかしその楽しさは、非常に個性的です。ルアーを追ってくる時の面白さ、針に掛かった時の強く豪快な引き!

書き忘れましたが、ナマズは針に掛かると魚体をねじり回転させながら潜ろうとします。体長が30~40cmくらいの大きさになる個体の引きは、70cmクラスのシーバス(スズキ)を釣った時よりも強い引きに感じました。何せ竿が折れましたからね(笑)

一見グロテスクなナマズを釣り上げると、その目はとてもキュートで純粋なものを感じ、正面近くから見るその顔はコミカルな優しさに溢れた表情をしており、しかもその身体は非常にデリケートで弱いものです。

豪快な釣りを楽しませてもらった後は、くれぐれも魚体を丁寧に扱い、元気なままで川へ返してあげられるようにテクニックを磨いて下さい。

ナマズ釣りに関しては、釣るのはほぼルアーにお任せの簡単な釣りですが、釣ったナマズを元気なままで川へ返すのは釣る事よりもよほど難しく、テクニックが必要ですからね☆

体長1m以上にもなる「ビワコオオナマズ」の事は対象外とした記事です。

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