クロダイ(チヌ)

チヌをガンガン釣りまくっているヘチ釣り&落とし込み釣り!前打ち釣りとも言うの?!違いは?

この記事ではチヌ(クロダイ)のヘチ釣りと落とし込み釣り、前打ち釣りについて紹介します。

私は色々なメディアで釣果情報を得るようにしていますが、特にtwitterを見ているとこのヘチ釣りと落とし込み釣りの釣果が際立っているように感じます。特に真昼間でも関係なく釣れるこの釣りは魅力的です。

チヌ釣りに関しては、私の今の楽しみはトップ(水面付近)でのルアー釣りなのですが、釣行回数が少ないこともありなかなか釣果に恵まれません。

私は魚を釣ること自体よりも魚の釣り方を楽しんでいるわけですが、あまりにも釣果に恵まれないと他人の釣果が羨ましくて餌釣りに浮気したくなります(笑)

私が行っているチニングフィールドは、チヌの餌になる「蟹」や「貝」が大量発生していますから、これでハードルアー系は分が悪いかなとも思ってしまっている訳です。

ただ、このフィールドは足場と水面が近く水深も浅いので、ヘチ釣りや落とし込み釣り向きではなさそうなんですけどね。餌をつけて放置釣りをしている年配の方は結構、釣ってらっしゃいます。

ヘチ釣りと落とし込み釣りは似て非なる釣りです。地方の特性でやり方は様々あるでしょうが、この記事では代表的な3種類の釣り方としてその違いを紹介します。

ヘチ釣り、落とし込み釣り、前打ち釣りの違い【概要】

ヘチ釣りは、「ヘチ」という言葉から壁などの「際(きわ)」などが連想できると思います。関東の言葉ですが、波止や岸壁の際の事を「ヘチ」とも言います。これだけで発祥地域の違いがあることが理解できますね。

ヘチ釣りは東京湾野島防波堤での釣りのために考案され、別名「野島釣法」とも言われています。

対して落とし込み釣りと前打ち釣りは、中京圏、関西圏が発祥地で、関西での落とし込み釣りのやり方では「コスリ釣り」などと呼ばれる釣法(テクニック?)もあります。コスリ釣りは、使うタックルとしては関東のヘチ釣りに近い釣り方です。

このようにヘチ釣りも落とし込み釣りも、やっていることは壁際に張り付いた餌を求めて集まる魚を足元で釣ろうとするもので、釣り場の特性に応じて考案・進化したものです。

もう少し詳しく言うと、針に餌を付け、岸壁などの際に沿うように餌を沈めていきチヌに食わせるという釣り方です。ウキなども付けません。

糸、針、餌で釣ることのほか、ヘチ釣りと落とし込み釣りの違いが出てくるのが、使用する竿やリールなどのタックル、魚が餌を食った「アタリ」の取り方などに違いがあります。

どちらも場所や潮流などの環境に応じて利点欠点があるので、釣りが上手な方はタックルも使い分けているようですね。

では「前打ち釣り」はというと、落とし込み釣りが派生したものになりますが、目印は使いません。「前打ち」とは落とし込みが足元での釣りであることに対してもっと距離をおいたところ、すなわち「もっと前」を狙った釣りになります。

更に前を狙う「超前」などという釣りもあるようです。

釣り方の違い

ヘチ釣り

短めの竿にタイコリールを付け、ガン玉をつけた針にエサをつけて落とし込んでいき、道糸の糸ふけの変化や糸から伝わってくる感覚でアタリを取ります。

海面近くから海底まで広く狙います。

落とし込み釣り

長めの竿を使い、道糸に付けた「目印」の動きでアタリを取ります。道糸に目印を20~25cm間隔で10~20個ほど取り付けます。

たくさん取り付けた目印が水面から上層付近に漂うようになるので、イメージ的には目印を使ったウキ釣りのようなアタリの取り方をします。これにより中層から上層の魚を狙います。

前打ち釣り

落とし込みよりも更に長い竿を使用し、壁際から離れた距離まで広範囲に狙います。落とし込み釣りの一種になりますが目印は使いません。

このため、ヘチ釣りのように海面近くから海底まで幅広く狙うことになりますが、基本は底狙いになります。

タックルの違い

ヘチ釣り

2.4~3.0mの短い竿を使います。道糸のフケ具合(緩み具合)と竿自体でアタリを取るため、竿先は柔らかく、バット部分にはパワーが必要です。

また「道糸に目印という仕掛けを付けない」ことと「竿自体でアタリを取る糸からの感度を良くする」ために糸を通すガイドは小径(穴が小さい)ものが使用されます。

竹素材で職人が手作りする「和竿」と釣りメーカーが製造している「カーボン竿」があり、「和竿」の評価が非常に高いのですが、とても高価です。初めての時はカーボン竿で始めるのが良いでしょう。

リールは太鼓型リールという物を使用します。これはギア比が1:1のもので、ドラグ機能などは付いていません。非常になめらかなベアリングが使用されますが、これは軽いガン玉の重さでも滑らかに糸が出ていくようにするためです。

糸を出す時は親指で押さえて糸の出具合を調整します。ロッド(竿)と同じく、木製のリールも売られています。

タックル一例

ロッド(竿)

リール

ライン(道糸)

ラインは、貝などとの擦れに強いことを重視すれば良いでしょう。もちろん経験を重ねて食い込みを重視するか、感度を重視するか、アタリの取りやすさ(糸の視認性)を重視するかなどで自分の好みが分かれてくるはずです。

ただヘチ釣りは落とし込み釣りと違い、比較的テンションを張った糸からの感度でアタリを取る釣りになるので、糸に伸びが少ないフロロカーボン製の方が主流になります。

感度だけで言うならPEという選択肢もありますが、擦れに弱いので好みが分かれるところです。初心者は素材をフロロカーボン製で、太さは2号を基準にすれば良いでしょう。

ハリス

ハリスとは、針と道糸を繋ぐ糸のことで、針に糸を結ぶのを確実にする役目と魚に違和感を与えないようにする役目があります。このため道糸よりも細い物を使用します。太さは1.5号を基準にすれば良いでしょう。

素材は道糸と同じ素材か好みでナイロン製などにするのもありです。

魚が居るのになかなか食いが悪い場合は1.2号程度まで細くしますが、釣り上げる時に糸を切られないようにするやり取りのテクニックが必要です。

ガン玉

潮の流れや風の影響を考えて、B~5Bくらいの比較的重めのものを2Bくらいを基準に調整しましょう。

針はチヌ針の3~4号を基準に使用しますが、釣り人によっては「がまかつ」というメーカーの「伊勢尼6~9号」を使用する方もおられます。

落とし込み釣り

目印を使ったウキ釣りのようなイメージになりますので、目印が付いている長さの糸をガイドに巻き込むことなく扱えるロッドの長さが必要です。目印仕掛けは通常2ヒロ程度になるので、4.5~5.3m程度の長さは必要でしょう。

リールについてはヘチ釣り用のものと区別なく売られているようですが、ドラグ機能が付いている物などもあります。

タックル一例

ロッド(竿)

リール

目印仕掛け

道糸、ハリス、針、ガン玉

上記「ヘチ釣り」で紹介しているものと同様です。紹介しているものはイメージを持って頂くため、商品のほんの一部のみを紹介しています。

前打ち釣り

ほぼ上で紹介している落とし込みと同じタックルで大丈夫ですが、一応専用品があるものは紹介しておきます。広い範囲を探る釣りになるので、竿は長めが有利ですが、あまり長すぎると扱いにくいということもあるので注意が必要です。

磯竿を代用している方も多くいらっしゃるようです。

タックル一例

ロッド(竿)

リール、道糸、ハリス

ヘチ釣り、落とし込み釣りで紹介しているものと同様のもので大丈夫です。商品はイメージを持って頂くため、ほんの一部のみの紹介しかしていません。

基本的にはヘチ釣りや落とし込み釣りと同様のもので大丈夫ですが、一応専用針があるので紹介しておきます。

餌について

基本は「イガイ(カラス貝)」と「蟹」になります。時期と場所によっては「フジツボ」を餌にすることもあります。

全て現地調達できるので、捕獲と保管のための道具も持っておきましょう。

まとめ

ヘチ釣り、落とし込み釣り、前打ち釣りについて紹介しました。この記事での簡単な紹介では、どの釣りも似たような釣りに感じるだけかもしれませんが、それぞれの釣りを専用に紹介しているブログなどを見ればその奥深さが分かってきます。

この記事で、原理的なことは理解できると思いますので、自分が持っているタックルで代用してやってみるのも良いのではないでしょうか。

私も今行っているフィールドで、ちょっと応用してやってみようかなと思っています。

ただどんな釣りもそうですが、その釣り方を追求してこそ本当に楽しいものですし釣果が伴ってくるものです。

しかしながらフィールドは千差万別、応用してやってみて釣果を伴えるようになれば、またそれも楽しい釣りですよね!

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