生活ノート

LPガス料金が高い!平均価格、適正価格は?消費者としてやれることは?納得できない料金を解決できた経緯を紹介!

皆さん、LPガス料金は高いと感じていないでしょうか?薄々高いと感じていながらも、何となく妥協して余計な出費をしていないでしょうか?「LPガスは高い!」とはよく聞くことですが、余りにも高すぎるのは家計を大きく圧迫しています。

この記事は、私のごく最近の経験を紹介し、LPガスの料金をまずます納得できる料金に引き下げる事に成功した事例として紹介します。

引っ越ししたらLPガス料金が異常に高かった!

私は12月に職場の人事異動で東海圏から関東圏へ引っ越ししました。人事異動が多い会社なので、引っ越しにはかなり慣れています。家計については数年前から収支を付けており、数年先の出費予定も多目に見積もって管理しています。

そんな私が2020年12月の引っ越しでちょっと驚いたのが、今回記事にしているLPガスの料金です。私はもっと北の地域に自宅も保有していますが、この自宅はオール電化なのでガス料金には無縁です。

会社の人事異動では、家族とともにアパートを借りて居住することを繰り返しています。今回の関東圏への引っ越しでは、先に述べたエクセルでの出費予定では、電気、ガス、水道ともに数千円ほど多めに計上するようにしています。

ガスについては、引っ越し前の居住アパートでもLPガスでしたが、少し高いと思いつつも気にするほどではありませんでした。具体的な料金としては、寒冷時期の半年は1万~1万3千円ほど、寒冷期以外では、6千~8千円ほどです。

特に節約を意識しないでこの料金でしたし、他のインフラ料金と合わせて標準と思える料金に収まっていました。よってエクセルでの出費予定では、引っ越し後から数年先までのガス料金の出費予定をこれまでの実績上の最大金額であった月額1万3千円と仮置きしました。

ところが、今回のガス会社からの料金請求は約1万7千5百円

余りに高くて、見直そうかと考えている携帯+インターネット料金に匹敵する価格です。一瞬、携帯電話会社からの料金請求かと勘違いしました、マジで。

少し冷静になり考えると、ガスを無頓着に使いすぎたのか?ガス漏れをしているのか?ということになります。となれば、どれくらい使ったかという事ですが、これはガス会社からの「ガス使用量のお知らせ」に書いてあります。

「25.1㎥」、親子で暮らす家庭では、ごく一般的な使用量です。我が家としては、お風呂が少し多かったり、カレーライスの煮込みを何回かに分けた時にこれくらい使う事があります。決して贅沢な使い方ではない範囲のはずです。

だとすると、1㎥あたりの従量料金が高いという事になるので確認すると、「540円/M3」となっています。更に基本料金が「2100円(税抜)」。これが高いのか安いのかというと、滅茶苦茶高いです!

基本料金とは、ガスを一切使わなくても支払わなければいけない料金です。従量料金とは、使用料に応じて支払う料金になります。都市ガスであれば、政府が適正価格を規制しているので従量料金は150~200円程度になり、基本料金も1000円程度です。

なぜLPガスは高いのか?

LPガスが、なぜ高いのかという理由には次のような事が挙げられます。全て都市ガスに比べてという事になります。

  • 人件費が掛かる。
    都市ガスはガス管により供給されるため初期配管工事が終われば供給に人件費が掛からないが、LPガスは液化ボンベを小売業者の担当者が運搬設置するため人件費が必要
  • 1㎥あたりの発熱量が大きい。
    LPガスは都市ガスの約2倍の発熱量がある。これは同じ量の水を沸かすのに都市ガスはLPガスの倍くらいのガス量を使うという事
  • 昔からの地元小売業者同士による高値設定共存共生関係

大きくは上記の3点が要因となるでしょう。では、全部都市ガスにすればいいではないかというと一概にそうとも言えません。

理由は、

  • 発熱量から都市ガスはLPガスよりも多くガスを使用するため、見た目の従量料金が安くともLPガスと同等の価格になる可能性がある。
    現状、全国的にLPガスが高すぎるためこのような事はまずありませんが…。
  • LPガスは災害に強い
    都市ガスはガス管供給のため、災害が起こるとガス管の点検復旧が必要となるため、前面復旧に時間が掛かります。LPガスは建屋の設備点検だけで済むため、建屋が無事であれば比較的早く復旧します。
  • 地元小売業者同士の関係の他、地主や集合住宅オーナーなどとの古くからの関係、地域の地元企業に対する応援心などから自由競争化が進まない。
  • 上記地元の事情もあり、都市ガスの契約が進まないとガス管の拡張も進まず、都市ガスに切り替えたくともガス管の引き込み工事が対応できない地域が未だ多くある。

といった理由になります。

ガス料金の適正価格と平均価格

ガス料金の適正価格とは、インターネットで調べると色々と明言してありますが、上記項目で説明した事情を考えると、一概にこの値段とは言い切れません。

また、ガスの料金はLPガス(LPG)、都市ガス(LNG)とも海外からの輸入に頼っており、原油価格の影響も受けますし、政治的、経済情勢的な影響も受けることからこれが適正価格と断言してしまうのは、ガス会社に対してはやや酷な事になるでしょう。

ただ、ある程度言い切ってしまう理想金額として言うのならば、LPガスの基本料金は1500円、従量料金は300円程度と考えて良いかと思います。ただこの料金体系はあくまで消費者としての理想金額であると考えましょう。

適正価格に対し、平均価格は実際に現状支払っている料金と比較する材料になるはずです。ただ、この平均価格も統計している業者によりまちまちで、正確な価格は判断できません。

地域差があるものの色々な業者の情報を第三者的に見て判断すると、基本料金平均価格は1600円程度、従量料金は450円程度と考えるのが妥当かと思います。これは私の複数回に及ぶ様々な地方への引っ越し居住経験とその地域での住民感覚も踏まえています。

これくらいであれば、月の支払い請求を見ても、驚くような高い料金には感じないはずです。料金スライド制(ガス使用量が少ないと料金が高く、多く使えば料金が安くなる)でなければ月によっては安く感じることもある料金体系ではないでしょうか。

LPガス料金を引き下げる方法

LPガス料金を引き下げるには、次のような方法があります。

  • 契約ガス会社を換える。
  • 契約ガス会社と直談判する。

契約ガス会社を換えるには、一戸建て住宅であれば家主の一存で十分可能です。しかし、新規に契約するガス会社の料金体系をしっかりと確認しないと意味がありません。

インターネットで調べてみると、〇〇ガス協会や△△ガス研究会などという企業サイト(?)が乱立していますが、そのような業者が良心的な業者であることも素人目で判断するのは難しいでしょう。ネーミングが怪しくて信用するには無理があります(笑)。

アパートなどの集合住宅では、世帯ごとのガス会社契約は不可能であり、建屋単位での契約となるため大家さんにガス会社を変更してもらう必要があります。

しかし現在のアパート経営で生計を立てている大家さんの多くは会社勤めを定年し、老後の生活安定としてアパート経営をしている方なので、住人の苦情に対して精力的に行動して下さる事を期待するのは厳しい事が多いと思われます。

活動的な大家さんであれば、即相談してみれば良いでしょう。また大家さんに相談する前に、同じ集合住宅に居住する住人の方の意見・総意を確認し、可能であれば住人代表としての意見を取りまとめるのが筋と言えるでしょう。

いずれにしても、ガス代を安くするにはそれなりの行動力が必要となることも、なかなかガス料金について声を上げる事に躊躇してしまい、結果、ガス会社の言い値での料金がまかり通っているのが現状かと思います。

私が実行したこと

上記のことを踏まえ、私が実行したことを紹介します。

インターネットで情報収集

ガス料金やガスの事について検索結果に反映されたサイト等の記事にすべて目を通しました。そして今回の契約ガス会社の口コミでは、営業所担当の対応の悪さや、料金支払いトラブル、料金を払っているのにガスを止められた等々の酷評を目にしました。

アパート住民の意見聴取

現在居住しているアパートは4世帯であるものの、子供を含む世帯で居住しているのは我が家だけです。他の世帯は、一人暮らしが1世帯、夫婦二人世帯が1世帯、普段は居るのか居ないのか分からない世帯が1世帯。

一応、夫婦二人世帯の方に意見を聞いてみると、「LPガスなので高いとは思うけど、あまり気になった事はない。」とのこと。やはりガスの使い方によって料金を負担に感じる感覚は違うという事です。

夫婦二人でガス代が月1万円を超えない限り、料金が高いことを危機的に感じる事がないのが一般的な感覚になってしまうのでしょう。とりあえず我が家は家計への影響が多いため、ガス料金の交渉を行う事の了解だけ伝えておくこととなりました。

アパート管理会社への相談

インターネットでの評判を判断して直接会社との交渉は不利になることを予期して不動産管理会社に相談してみることにしました。この時、妻とは交渉に失敗したら近隣小移動で引っ越すことまで話し合っていました。

月2万円近いガス代を払い続けるなら、引っ越して2年もすれば引っ越し代の元が取れてしまうからです。それほどここのガス料金は高いのです。

アパート管理会社の担当者に相談したところ、こちらの意見を真摯に受け止めて下さり、大家さんに相談してくれるとの回答を得ました。この際、インターネットでの口コミ情報から、こちらがガス会社を信用していない事も踏まえて行動してくれました。

翌週になって、不動産管理会社担当者から連絡があり、大家さんとガス会社担当者との三者協議を行った結果、ガス会社営業担当者が直接、私に会いたいとの事で、不動産管理会社担当者としてはこれ以上の事は出来ませんとの回答でした。

ガス会社営業担当者との話し合い

ガス会社営業担当者との一騎打ちを覚悟し、1日後早速会ってみると、こちらの覚悟に反して紳士的、良心的に対応する営業担当者であり、こちらの意見を真摯に聞き、本社の上司に相談してくれるとの事になりました。

そしてガス会社営業担当者の料金改正提案額は、基本料金2100円→1600円(税込み1815円)、従量料金540円→420円

正直、全居住地域の料金感覚からは、従量料金については400円でも高く感じると言ってはみましたが、上の方で記述した平均価格の考え方と地域特性も踏まえ、かつ本社の上司への相談ということであることから目標額近くを提示したとして納得しました。

まとめ

今回の記事で紹介したLPガス料金の値下げ交渉の件を職場で話したところ、偶然にも職場の同僚が居住する集合住宅でもLPガス会社変更の計画を進めている最中であるとのことでした。

参考に、料金体系を聞いてみると、基本料金2200円(我が家より100円高!)、従量料金580円(我が家より40円高!)ということで、消費者が声を上げないと非良心的な価格設定をしている会社がまだまだあることを知りました。

同僚の集合住宅での計画は、私もインターネットで調べていた○○ガス協会に委託する方向だそうで、ガス会社変更後の値段は基本料金2200円→1500円、従量料金580円→330円~(変動制)ということ。

これが良心的な業者さんであるならば相当な値下げ効果が期待できますが、結果が楽しみですね(笑)。従量料金の変動制という事は、最低限、予想上限額が確認できればした方が良いとはアドバイスしましたが…。

この記事では、私の実経験を紹介することによって、先ずはご自分のガス料金を確認する機会にして頂ければと思います。そして納得がいかないのであれば、少しの行動力をもって動けば、月に数千円、年に数万円の家計負担を軽減できるという事を紹介しました。

私の料金交渉結果が最良とは言いませんが、これだけでも泣き寝入るよりは余程大きな成果があったと思っています。参考にして頂ければ幸いです。

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