クロダイ(チヌ)釣りの仕掛けはルアーが面白い!初心者にも簡単な釣り方なのか?!

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クロダイ(チヌ)のルアー釣りは実に多彩で、ルアーを使って釣る釣り方を総じて「チニング」と呼ばれています。以前、別の記事では「チニング」の中でも特に水に浮かぶポッパーというルアーを使う釣り方について「ポッチヌ(ポッパー・チヌ)」として紹介しました。

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今回の記事では「チニング」として、もっと幅広く紹介したいと思います。タイトルには「~初心者にも簡単な釣り方なのか?!」としていますが、結論、初心者にも簡単です(笑)

なぜ簡単かと言うと、使う道具は他の釣りの道具で代用ができますし、釣り方自体も非常にシンプルだからです。ただし、クロダイ(チヌ)が釣れる時期と場所を確実に把握しておく必要があります。

クロダイ(チヌ)が釣れる場所の事については、上記リンクの別記事で詳しく紹介していますので、併せて読んでみてください。前回の記事であまり触れていなかった事は「釣れる時期」くらいでしょうか。

釣れる時期については改めて記事本文の冒頭から紹介しますが、この記事を通してクロダイ(チヌ)をルアーで釣る「チニング」の種類として、使用するルアーの違いをメインに、それぞれのルアーでの釣りに適した時期、ルアーの使い方などを紹介します。

目次

クロダイ(チヌ)が釣れる時期

クロダイ(チヌ)は、秋から冬の始めの間の2~3ヶ月は釣れなくなる時期がありますが、ほぼ1年中釣れる魚です。

最も釣りやすいシーズンは夏ですが、今はクロダイ(チヌ)の釣り方が進歩し、厳冬期にも「戻りチヌ」と言われるクロダイ(チヌ)が釣れることが分かってきました。難しく言うと、冬でも釣れるメソッドが確立されてきた。」という感じでしょうか。

乗っ込み時期

クロダイ(チヌ)は2月~3月に産卵の為に沿岸部に大挙して寄ってくるため良く釣れるシーズンとなります。この時期のクロダイ(チヌ)を「乗っ込みシーズン」とか「乗っ込みチヌ」と言います。

産卵のため、仕掛けであるルアーへの食いつきもよくまた、釣れたクロダイ(チヌ)がメスであった場合は、腹に卵を持っていたりします。

夏の最盛期

「乗っ込み時期」が終わると、一旦食い気が落ち着いてしまいますがそれでもまだ沿岸部近くに多く居るため、クロダイ(チヌ)がいる場所さえ把握していれば引き続き釣れます。

そして高水温による活性化で荒食いモードに入った最盛期の「夏」を迎えますが、この時期のクロダイ(チヌ)が最もルアーへの反応がよく、特にトップウォーターゲームを楽しめるのはほぼこの夏の最盛期になります。

この夏の最盛期は10月頃まで続き、10月頃から気温が下がってくると浅い沿岸部の水温が安定しなくなるためクロダイ(チヌ)達は比較的水深の深い場所へ移動してしまいます。この深場へ移動してしまっている時期になると、パッタリと釣れなくなります。

冬の「戻りチヌ」

少し前までは、クロダイ(チヌ)の釣りは夏で終わりと考えられてきました。

しかし近年では、雑食性のクロダイ(チヌ)達にとって、食べるものの豊富な沿岸部の水温がたとえ低温であっても、水温変化が少なく安定した冬になってくると再び沿岸部に戻って来ることが分かってきました。

そして、この「戻りチヌ」を釣るための仕掛けであるルアーと釣り方が確立され、冬でも釣れるようになったというわけです。

ただし「戻りチヌ」は、夏に釣れていたポイントとはちょっと違ったポイントで釣れているはずです。大阪湾などの元々クロダイ(チヌ)の魚影が濃く、工場や発電所などからの暖かい排水がある場所が多い地方では比較的よく釣れます。

他の地方でも、同じような場所があれば同様に釣れるはずですが、なければ厳しい釣りになるかもしれません。

「乗っ込みチヌ」「夏最盛期のチヌ」「戻りチヌ」のそれぞれの釣りに適したルアーと釣り方はこの記事で紹介しますが、それぞれのシーズンでの釣れる場所については、地方に応じた開拓が必要となるでしょう。

チニングの種類=ルアーの種類

チニングの種類とは、使用するルアーの種類のことです。以下、使用するルアーの種類と有効な時期、ルアーの使い方、釣り方について紹介します。

トップウォーター系ルアー

トップウォーターゲームとは、水面でのルアー釣りです。チニングの中でも私は最も好きな釣りで、夏の最盛期の日中はこのトップウォーターゲームが最も楽しめる釣りとなります。

ポッパー

この記事の最初の方にリンクを貼った前回の記事で紹介しているポッパーというルアーでの「ポッチヌ」はこのトップウォーターゲームの代表格になります。

他にも沢山の種類のポッパーがありますが、参考程度に。「黒鯛専用ポッパー」などのキーワードで検索すると色々と出てきますので探してみてください。

アクションの付け方は、連続的に「チョン、チョン、チョン」か「チョン--チョン--チョン」という間を1~2秒おくようにします。

ペンシル

トップウォーターゲームのもう一つの釣り方は、ペンシル系のルアーです。

私はミノーというルアーでクロダイ(チヌ)を釣ったことがありますが、このミノーはただ巻いてくるだけでルアー自身が泳いで自然に魚にアピールしてくれます。

釣れるときは簡単なのですが魚に飽きられやすく、食欲旺盛な「時合い」という時間帯にしか釣れにくいという特徴があります。

対してこのペンシル系のルアーは、釣人が自らロッドを操作してアクションを付けてあげる必要があります。こう聞くと一見難しそうに感じるかもしれませんが、先に紹介したポッパーと同じく簡単な操作です。

アクションの付け方もポッパーと同じイメージで大丈夫です。釣人が自らアクションを付けることによって、魚に飽きられにくいという特徴があります。

ただ、最初に存在を知らしめるためのアピールが弱いことがあるので、最初はポッパー、反応がなければペンシルといったローテーションでの使い分けが良いかと思います。

またポッパーに比べてその形状から風や空気抵抗の影響を受けにくく投げやすいため、狙ったポイントにルアーを投げ込みやすいという利点もあります。

シンキング系ルアー/バイブレーション

シンキング系ルアーとは、水面よりやや深い水深で使用するルアーのことで、バイブレーションはその名の通り、水中で激しく振動してアピールするタイプのルアーです。

このルアーを主に使う時期は、トップウォーター系と同じく夏の最盛期になります。

このルアーを使用する利点は、

  • トップ系(水面系)のルアーで食ってこない。
  • ルアーを遠くまで投げたい。
  • 風が強く、トップウォーター系のルアーでは風に流される。
  • 底ズル系ルアーでは障害物が多すぎて釣りができない。

といった時に威力を発揮します。初めての釣り場などでクロダイ(チヌ)の居場所を探って居るときなどにも、ポッパー-ペンシル-バイブレーションといったローテーションでルアーを変えてみるのも良いでしょう。

釣り方は簡単ですが、ポッパーやペンシルに比べて障害物に引っ掛かりやすいので気を付ける必要があります。どのようにするかというと、「投げて巻く」だけです。

基本「早巻き」ですが、ジャクソンというメーカーの「ちぬコロバイブ」などのように着底させることも想定しているようなルアーもあるので、そのルアーの特徴に応じて使うと釣り方の幅も広がることでしょう。

ボトム系ルアー

ボトム系ルアーでの釣りは底ズル釣法と呼ばれ、クロダイ(チヌ)のルアー釣りの真骨頂と言っても過言ではありません。

先に紹介したトップウォーターのルアーやバイブレーションなどは夏の最盛期に水深が浅い場所で使うルアーになりますが、このボトム系ルアーであればクロダイ(チヌ)が水深の深い場所へ移動したシーズン、すなわち冬でも狙うことが出来ます。

また日中でも釣れますが、真価を発揮するのは夜かと思います。釣り方も簡単、「投げて巻く」だけ。しかもゆっくりと巻くだけです。

簡単ですが、海底のルアーを引いてくることから障害物に引っ掛かりやすいというリスクがあります。このリスクを軽減するには、ロッドを専用のものにすると感度が良いため海底の様子を捉えやすく障害物を回避しやすいと言われています。

クロダイ(チヌ)のルアー釣りであるチニングの中では最も汎用性があると言える釣り方で、シーズンを問わず、デイ(日中)ナイト(夜)を問わず使えます。

また上記の商品紹介リンクではジグ本体のみ紹介していますが、これに「ワーム」というソフトルアーを針部分に装着すると釣果アップと根掛かり軽減に繋がります。

ワームも多様なものが揃っていますが、大事なのはその場所のクロダイ(チヌ)が食べているものをイメージしたものが良いでしょう。あとは自分が「釣れそう!」と感じるもの。これ大事です(笑)

まとめ

クロダイ(チヌ)のルアー釣り、チニングの種類は仕掛けであるルアーの種類であること。それぞれのルアーでの釣り方と使うのに適した時期について紹介しました。

初心者にも簡単な釣りであることが分かって頂けたかと思います。でもいくら釣り方が簡単でも魚が居なければ釣れませんので誤解のないようにお願いします(笑)

また今回の記事では主にチニングの種類はルアーの種類として紹介し、ロッドやリールなどの事には触れませんでしたが、これは初心者の方が他の釣り道具を代用してやれる釣りであるという理由からです。

本当にチニングとして楽しむには専用のものを使うのが一番なので、機会があればまた記事にしたいと思います!

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